第21回 会長挨拶

12月6日に、菅原哲郎会員の奥様イヨ様がご逝去なされました。心よりお悔やみ申し上げます。

12月14日の衆議院選挙の投票日まであとわずかになりました。期日前投票を済ませた方もいらっしゃると思います。

 

投票所に行くと、候補者への投票だけでなく、最高裁判所裁判官国民審査の投票も促されます。この国民審査は、司法に対する参政権の行使ということになりますが、情報に乏しく、国民に馴染みがないというのが現状です。

 

日本国憲法第79条第2項には、最高裁判所裁判官は、任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の際に国民審査を受け、その後は審査から10年を経過した後に行われる衆議院総選挙の際に再審査を受け、その後も同様とすると定められています。しかし、最高裁判所裁判官は70歳で定年を迎えるため、再審査は50年以上行われた例がありません。

 

投票の方法はご存じだと思いますが、一枚の投票用紙に複数の裁判官の名前が並んでいて、罷免した方がよいと思う裁判官には、その氏名の上の欄に×印を書き、罷免しないでよい、あるいは分からない人には何も書かないという方法が取られています。×印以外の記号、例えば○とか△を記入した場合は、その投票用紙は無効となります。

 

この投票方法では、何も記入しないで投函すれば、全員を信任したことになるという制度で、実際に罷免された裁判官は一人もいません。

 

しかし、意外に×を付けている人が多いのです。毎回、有効投票の6~8パーセント程度の有権者が×印を付けていて、その数は裁判官一人当たり、400万人から500万人前後となっているようです。統計では、沖縄県が×印の比率が毎回全国ナンバーワンだそうです。

 

パーセンテージが低いとはいえ、×印を付けた人が裁判官一人につき4~500万人もいるというのは、ちょっと驚きですが、果たして裁判官の業績に対して確信を持って×をつけたり、何も書かないで投票しているかとなるとちょっと疑問です。

 

私は、国民審査公報に必ず目を通すことにしています。公報掲載の各裁判官が関与した裁判でどんな判決を出したか、「裁判官としての心構え」を読んで、項目別に5段階評価をして何分の何という点数をつけることにしています。公報掲載の判決例は判断材料としては少ないのですが、参考にはなります。

ただ、今年10月に最高裁判事に就任したばかりの人は判断材料がないので、過去の実績で判断するしかありません。

 

このようにして公報を読むと、初めて最高裁判事のお名前を知ったり、最近どんな最高裁裁判があったかを思い出すことができますので、少し知識が広がります。

 

皆様も、国民審査公報を一読してから投票所に赴けば、自信を持って投票用紙を受け取ることができるのではないでしょうか。

今日は、とてもマイナーな最高裁判所裁判官国民審査のお話をしてみました。

これで会長挨拶を終わります。

 

当事務所弁護士のコラムを掲載させて頂きます

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No.2 第2回例会会長あいさつ
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