後遺障害(後遺症)について
後遺障害(後遺症)について
事故による治療をいくら続けても、残念ながらそれ以上良好にならないという時がやってきま す。これが症状固定と言われるものです。
後遺症とは、適切な治療を受けたにも関わらず症状が完治せず、将来においてもそれ以上回復の見込めない状態となっ てしまう症状を指します。その後の労働能力に一定の喪失を伴うものを後遺障害と言います。
後遺障害について適正な方法で等級認定を受けなければ、後遺障害が残っているにも拘わらず、補償を受けることができないこともあります。後遺障害には症状の状況によって１級～１４級までの等級があります。等級認定は一つ等級が違うだけでも賠償額が大幅に異なります。適正な賠償金を受け取るためにも後遺障害として残った状態に適した等級の認定を受けなければなりません。十分に注意して認定を受けることが必要です。
後遺症についてよく分からず、保険会社の言いなりになってしまうことが少なくありません。後遺障害は一生被害者の健康につきまとう非常に重大で深刻な問題だということを理解して、等級認定を受けたら、まず後遺障害について詳しい弁護士に相談しましょう。
| 【この記事を書いた弁護士】
吉田瑞彦法律事務所 所長弁護士 吉田瑞彦 【保有資格】弁護士 【専門分野】一般民事(交通事件を含む)、家事(離婚・相続等)、刑事、企業法務 【経歴】慶応義塾大学法学部法律学科卒業 |
